OANDA Japanは、カナダに拠点を置く「OANDA Japan Corporation」の日本法人で、イギリスやシンガポール、インドやオーストラリアにも支社がある大手FX会社です。
また、約定力や取引ツールの機能性、取り扱い通貨ペア数が優れています。
目次
OANDA Japanとは
OANDAは、1996年にアメリカ・デラウェア州にて創業され、FXや株価指数CFDの取引を主軸としています。
OANDA Japanは、1996年に設立されたOANDA Corporationの日本法人として、2005年に日本でのサービスを開始し、グローバルに展開するOANDAグループの一員として、日本国内のFXトレーダーに安定した取引環境を提供しています。
OANDA Japanの大きなアドバンテージとして、世界7カ所に拠点を持ち、各地の最新の市場情報を迅速に顧客に届けることが可能です。
| 会社概要 | |
| 名称 | OANDA証券株式会社 |
| 設立 | 1996年 アメリカのデラウェア州で設立 |
| 本店所在地 | 〒102-0093 東京都千代田区平河町1-3-13 CIRCLES平河町 10階 |
| グループ会社 | 世界7カ国で拠点をもちFX取引サービスを展開 |
| 取引商品の種類 | ・FX取引 ・株価指数CFD |
| レバレッジ | ・FX:最大25倍 ・株価指数CFD:最大10倍 |
| 取引手数料 | ・FXの取引手数料無料(別途、スプレッドあり) ・株価指数CFDの取引手数料無料(別途、スプレッドあり) |
OANDA Japanは、外国為替証拠金取引(FX)における証拠金の管理に関して、金融商品取引法の基準を順守しており、三井住友銀行との間で顧客資産の分別管理の信託契約を結んでいます。
そのため、もし会社が経営難に陥った場合でも、顧客の資産は安全に返還されることが保証されています。
また、「スプレッド」「約定力」「ツール」「スワップポイント」「サポート」「通貨ペア」の6つの要素で高い評価を受けています。
特に、サーバーの安定性から約定時のスリッページが少ないとの声が多いです。
OANDA Japanの特徴とメリット
OANDA Japanには下記の特徴とメリットがあります。
- 高い約定力
- 多機能なツール
- 最大69通貨ペアと通貨ペアが豊富
- 取引通貨単位が小さい
- 教育コンテンツ
- 日本語によるサポートが充実
高い約定力
約定力とは
取引所やFX業者が顧客からの注文を迅速かつ確実に成立(約定)させる能力のこと
OANDA Japanの取引プラットフォームは、高速な注文実行を実現していて、瞬時の価格変動時でもスムーズな取引が可能です。
短期取引のトレーダーは、微小な価格変動にも即座に対応し、取引の頻度を上げて収益を上げるスタイルを取るため、強固な約定力は非常に価値のある要素となります。
多機能なツール
MT4をはじめとする取引ツールは、50種類以上のテクニカル分析やカスタマイズ可能なチャートを提供し、緻密な取引戦略の構築が可能です。
OANDA Japanの公式サイトに掲載されている、同社独自の情報提供コンテンツは以下のようになっています。
- 国別経済指標
- 経済指標カレンダー
- MT4 インジケーターとEA
- Trading Viewチャート
- オアンダFXラボ
- ウェブ版ツール オアンダFXラボ
- オアンダFXラボ Daily マーケットレポート
- オアンダFXラボ Weekly マーケットレポート
- ファンダメンタルズ
- DZH Daily news
- DZH Weekly news
- 東京サーバースワップシュミレーター
- FX用語解説
上記の詳細なコンテンツを利用して取引を有利に進めたい方には、OANDA Japanでの取引がおすすめです。
通貨ペアの豊富さ
2023年8月の時点で、OANDA Japanが提供する通貨ペアの数は69通貨ペアに及ぶ取引が可能で、多くの国内FX業者が20~30種類の通貨ペアを提供する中、OANDA Japanは2倍以上のバリエーションを持っています。
メジャーな通貨ペアだけでなく、マイナー通貨ペアやエキゾチック通貨ペアでの取引も楽しむことができます。
取引通貨単位が小さい
取引の最小単位が1通貨 OANDA Japanの特徴として、取引の最小単位が1通貨で、他のFX業者と比べても低資金での取引できます。
多くのFX業者では、取引の基本単位として1lot(10,000通貨)が標準で、0.1lot(1,000通貨)が最小取引単位となることが多いですが、OANDA Japanはこの常識を覆し、わずか1通貨からの取引を可能としています。
また、株価指数CFD取引に関しても、FXと同様に1通貨からの取引が許されています。
教育コンテンツ
FX取引の基礎から応用までを学べるセミナーやウェビナー、教材を提供しています。
カスタマーサポート
日本語によるサポートが充実しており、取引に関する疑問やトラブル時の対応も迅速です。
カスタマーサポートの対応時間は、平日8時から20時までです。
OANDA Japanのデメリット
OANDA Japanには下記のデメリットがあります。
- スプレッドが広い
- 口座開設時の初回入金が10万円必要
- CFD取引の種類が限られている
- プロモーションが限定的
スプレッドが広い
OANDA Japanでは、特に主要通貨ペアにおいてスプレッドが広めに設定されています。
スプレッドとは
スプレッドとは、取引通貨ペアの表示されているレートの買値(Ask)と売値(Bid)の間にある差額のこと
例えば、ドル/円のペアでは、0.3銭以上のスプレッドが設定されていることが多いです。
市場の流動性や取引量、業者の方針などによって変動しますが、一般的には他の主要なFX業者と比べてやや高めです。
他のFX業者では、ドル/円のペアにおいて0.1銭〜0.2銭のスプレッドを設定していることが一般的で、ドル/円ペアが非常に取引量が多いため、競争が激しく、スプレッドを狭くして顧客を引きつける戦略が取られています。
スプレッドが広いと、取引を開始する際の初期コストが高くなるので、短期間での取引を多く行うスキャルピングトレーダーなどにとっては大きなデメリットとなります。
また、取引の頻度が高いトレーダーにとっても、スプレッドのコストが積み重なり、長期的には大きな損失となる可能性があります。
口座開設時の初回入金が10万円必要
OANDA Japanでの取引をスタートさせる際、初回として口座への10万円の入金が求められます。
CFD取引においても、10万円の初回入金は必須です。
FXを始める上で予算に制約がある初心者にとっては、少し取り組みづらい要件と感じられるかもしれません。
CFD取引の種類が限られている
OANDA Japanでは、CFD取引の中でも、株価指数CFDのみの取り扱っています。
金や原油などの商品CFDや、大手の債券CFDなどは提供されていません。
プロモーションが限定的
OANDA Japanのキャンペーン内容は、他の証券会社と比べても少なめです。
OANDA Japanが提供しているキャンペーンは、MT5用の特定のインジケーターの無料提供や、有料情報サービスの1ヶ月分無料提供など、金額的なメリットが少ないものが中心です。
一方、他の証券会社では、取引金額に応じたキャッシュバックなど、具体的な金額のメリットを提供していることが多いです。
OANDA Japanの注意点
OANDA Japanでの取引を考える際、特に気をつけるべきポイントがいくつか存在します。
- MT4の取り扱いが難しい
- マージンコールの存在しない
MT4の取り扱いが難しい
MT4は高度な機能を持つ無料の取引ツールとして知られています。
MT4アプリとは
ロシアのMetaQuotes(メタクオーツ社)が開発と運営する専用取引プラットフォーム
OANDA JapanもMT4をサポートしていますが、初心者には少々取り扱いが複雑であると感じられるかもしれません。
多機能であるがゆえの操作の難しさがあり、初心者には向かない面もあります。
マージンコールの存在しない
OANDA Japanでは、FXやCFD取引においてマージンコールのシステムが設けられていません。
マージンコールとは
トレーダーに取引中のポジションの含み損が拡大していることをアラート機能で知らせるシステムのこと
多くのFX業者は、証拠金維持率が一定の水準を下回ると、マージンコールという形で警告を行います。
しかし、OANDA Japanではそのような警告がなく、突如としてロスカットが行われることがあります。
ロスカットとは
保有しているポジションの含み損が口座残高に対し一定の水準を超えてしまった場合、それ以上に損失が増えないように強制的にポジションを決済させること
特に、証拠金維持率が100%を下回った際の強制ロスカットには注意が必要です。
東京サーバーとNYサーバーについて
OANDA Japanでは、ニューヨークサーバー以外に、東京サーバーを設置しています。
NYサーバーとそれぞれの主な違いは約定の確実性とスピードです。
- NYサーバー
- 東京サーバー
日本からの取引注文を行う場面で、NYサーバーを利用するよりも、東京サーバーを通じての約定がスピーディーに行われます。
ただし、この時間差はわずか0.002秒程度と、非常に短いものです。
日常の取引で微小な差を感じることは少ないかもしれませんが、市場が大きく動く瞬間には、この差が大きな意味を持ちます。
例として、大きな市場の動きの時、注文が遅延したり、約定しづらくなったり、スプレッドが広がることが考えられます。
特に、日本の休日など、市場の動きが静かな時には、取引が難しくなることもあります。
上記の状況でも、迅速に注文を実行したいと考えることは多いはずです。
そんな時に頼りになるのが、東京サーバーの存在です。
OANDAの東京サーバーとNYサーバーの違い
主要な違いとして、最低取引単位が1000通貨単位であるのか、それとも1万通貨単位であるのか、そして取引可能な通貨ペアが71通貨ペアであるのか24通貨ペアであるのか、という点が挙げられます。
| ベーシック | プロ | OANDA Japan FX(東京サーバー) | |
| 最低取引単価 | ・FX Trade=1通貨単位 ・MT4=1,000通貨単位 | ・FX Trade=1通貨単位 ・MT4=1,000通貨単位 ・API=1通貨単位 | ・FX Tradeは取引不可 ・MT4=10,000通貨単位 |
| 1回あたりの最大発注数量 | 25万通貨 | 300万通貨 | 100万通貨 |
| 約定 | 約低拒否なし・再クオートなし | 約低拒否なし・再クオートなし | 約低拒否なし・再クオートなし |
| 初回入金額 | 10万円 | 20万円 | 10万円 |
| 取引手数料 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 通貨ペア | 71通貨ペア | 71通貨ペア | 24通貨ペア |
OANDA Japanのレート
OANDA Ratesは、38,000ペア以上のFXレートを提供しており、これらのデータはExcelでの利用に適したCSVファイルとしてダウンロード可能です。
正確な為替レート情報が求められる方々にとって、このツールは大変役立ちます。
ユーザーは、10通貨のデータを一度にグラフや表として確認することができます。
OANDAの為替履歴コンバーターはクラウド上で利用できるため、特定のソフトウェアをインストールすることなく、どこからでもアクセス可能です。
OANDA Ratesは、週の平日毎日更新され、UTC基準の深夜12時からの24時間分のデータを表示します。
そして、その日の買い、売り、中間のレートは、米国東部時間の午後10時までに公開されます。
OANDA Japanの良い評判
OANDA Japanは、多くのFXトレーダーにとって注目の業者の1つで、特に、約定力の安定性や取引ツールの多機能性が高く評価されています。
また、スキャルピングのような短期トレードを主に行うトレーダーや、多様な通貨ペアでの取引を希望するトレーダーにとって、OANDA Japanは非常に魅力的な選択肢となっています。
OANDA Japanの悪い評判
OANDA Japanでは、2023年4月14日17時28分から18時36分の間に東京サーバー(MT5)で本来のレートより10pips分高いレートが配信されていたというシステム障害が発生しました。
システム障害の内容
- 発生日:2023年4月14
- 日時:17時28分から18時36分
- 障害が起きたサーバー:東京サーバー(MT5)
- 内容:本来のレートより10pips分高いレートが配信

OANDA Japanでは、システム障害の影響に該当した取引に対して「システム障害対応ポリシー」に基づき、該当口座から本来約定すべき価格で約定した場合との差額を入金処理を行う対応を8月上旬に発表しました。

ユーザーからは、約3ヵ月以上も経過して、さかのぼってキャンセル・返金を求められることに対し、「システムトラブルの損害を利用者に転嫁」「後日約定レートを変更させられて損させられた」批判の声が一部のSNSで見受けられます。

OANDA Japanをおすすめする人
- スキャルピングを主に行う人
- 安定した取引環境を求める人
- 多様な通貨ペアで取引したい人
- 中上級者のトレーダー
スキャルピングを主に行う人
OANDA Japanの高い約定力は、短期間での取引を頻繁に行うスキャルピングトレーダーにとって非常に魅力的です。
スキャルピングとは
数秒や数分の短い時間で何度も繰り返し売買して利益を積み重ねていく取引方法で、ポジションの保持期間の短さからデイトレードの一種として扱われています。
スキャルピングのメリット
- 相場の変動に左右されにくい
- 損失が膨らみづらい
- リスクが少ない
- 空いた時間で取引できる
- 他の手法より短期間で上達しやすい
トレードは長期的であるほど相場の変動により利益が大きくなる可能性もあれば、損失が増えるリスクもあります。
しかし、スキャルピングは数秒から数分などの短期間で取引を行うた、め、相場の変動の影響が受けにくく、1回あたりの損失やリスクが少ない特徴があります。
また、スキャルピングはFXにあまり時間を割けない人におすすめの取引手法です。
初心者の方でも、スキャルピングは短い時間でたくさん取引を行うため、必然的に他の取引方法より取引経験が増えやすくなります。
スキャルピングは短期的なチャートの変動に対し、傾向やコツをつかむとより勝率を上げることが可能です。
安定した取引環境を求める人
OANDA Japanの取引プラットフォームは安定しており、大きな市場イベント時でもスムーズに取引を行うことができます。
多様な通貨ペアで取引したい人
OANDA Japanでは、最大69通貨ペアでの取引が可能であり、メジャーペアだけでなくマイナーペアやエキゾチックペアでの取引も楽しむことができます。
中上級者のトレーダー
OANDA Japanは、MT4などの多機能な取引ツールを提供しているため、これらのツールを駆使して取引戦略を組みたい中上級者に向いています。
OANDA Japanをおすすめしない人
- 初心者のトレーダー
- 固定スプレッドを求める人
- 情報収集を主目的とするトレーダー
初心者のトレーダー
OANDA Japanは、取引ツールの充実度や通貨ペアの豊富さなど、中級者以上のトレーダーに向けたサービスが多いです。
そのため、FX取引が初めての初心者にとっては、操作が複雑であったり、必要な情報が多すぎて混乱する可能性があります。
初心者は、よりシンプルで使いやすい取引プラットフォームを提供するFX会社を選ぶことをおすすめします。
固定スプレッドを求める人
OANDA Japanは変動スプレッドを採用しています。
そのため、固定スプレッドを求めるトレーダーには向いていません。
固定スプレッドを希望するトレーダーは、取引コストを予め知ることができ、リスク管理がしやすいと感じることが多いので、固定スプレッドを提供する他のFX会社を検討すると良いでしょう。
情報収集を主目的とするトレーダー
OANDA Japanは、約定力や取引ツールに優れていますが、情報提供サービスに関しては他のFX会社に比べてやや劣る部分もあります。
日々のマーケットレポートやトレーダーの未執行注文、未決済ポジションなどの情報は提供していますが、情報収集を主目的とするトレーダーには、より情報提供サービスが充実しているFX会社を選ぶことをおすすめします。
まとめ
OANDA Japanは、高い約定力や多機能な取引ツール、通貨ペアの豊富さなど、多くのメリットを持つFX業者です。
長い運営歴とグローバルなネットワークを背景に、日本のFXトレーダーに高品質なサービスを提供しています。
取引環境の良さや約定力の高さから、多くのトレーダーに支持されています。
しかし、情報提供の面では一部のトレーダーから物足りなさを感じることもあるようです。
トレーダーのニーズや取引スタイルに合わせて、OANDA Japanを選択するかどうかを検討することが大切です。

